不動産賃貸業における共用部の水道光熱費の会計処理

【会計処理】

下記の科目で経費計上

勘定科目:水道光熱費
不動産賃貸業を営んでる場合、賃貸中の物件の水道光熱費は借主が支払っていますが、共有部の水道光熱費は、ほとんどのケースで貸主が支払います。

貸主が支払った共有部の水道光熱費は、『水道光熱費』の勘定科目で経費計上します。
【経過勘定処理】
原則/例外 会計処理

原則

未払は未払費用(流動負債)に計上

≪仕訳例≫
■期末
(水道光熱費)XXX
     (未払費用)XXX

■期首
(未払費用)XXX
     (水道光熱費)XXX

■支払時
(水道光熱費)XXX
     (現金預金)XXX

例外

キャッシュ・アウト時に費用計上
※要継続適用

≪仕訳例≫
■期末
仕訳無し

■期首
仕訳無し

■支払時
(水道光熱費)XXX
     (現金預金)XXX
共有部の水道光熱費は、原則として発生した事業年度に費用計上します。

そのため、期を跨いだ未払などが発生する場合は、未払費用での経過勘定処理が必要です。

ただし、共有部の水道光熱費は毎月大きく変動するものではないので、継続適用を条件として、キャッシュ・アウトがあったタイミングで費用計上することができます。